空-Q-所為

在の実践

灰被りジェンガ

"純粋なものでなくなることを, わたしが認める: そこには, 覚悟があるのかもしれない." といったが, これはある意味で, 色眼鏡をタトゥー化する結婚式. 儀礼によってひとは不可逆的な変化を確とし, それもまた「ひと」である.

純粋なもの, それはある意味で理念: "実効無限" ということばでよぶ思想オブジェによればただ自明なることなので. つまり, 紙の原理のこと.

一掃すればいい, くだらない融通ごと: しかし, べつに, ぼくに「可能性」は与えられていないことに remark したい. それは錯覚であり, メタ的な思想法, 解釈, 異化の一種である.

異化はつねに「ただしさ」の範疇にない - わたしにあたえられるものはいつもわたしにあたえられるものだけ. もちろん, いつでも好きな色を塗ってもいいけど, とはいいながらこれは paradox なのか, 性質ゆえか, 天邪鬼を実践している: キャンバスの素材に拘った世界は, "苦色透的" なのかもしれない.

「透」のような観念はひとつの remark-able なオブジェかもしれない. 「心」といわれたこともあるような. とにかく, 空転された紙飛行機が体よく多寡憂うがごとく, ぼくはよく透過されるものをのみ透過する.

とにかく, 原義の成人式は, ぼくの内実にはまったく符号しない event: 言いたいことなどなにもないということに, 気付けば言葉を手放しているのだろうか.

装置から切り離されていくことは, ひとつにはただ孤独となることのようにもおもう. あるいは「孤独」という観念についても色眼鏡にすぎないのだろうか.

おれが余計な手出しをしなければよかったのに. おれが余計なことをした所為で. 台無しになったすべてのことについて, 思い至る範囲で振り返って, そういう, 灰被りジェンガ. けれど滑稽な街区ではすべてのタトゥーは茶化された fake, 無効化されて残るものはただうつろな無感動.

紙みたいなもので, ひとつには, copy 原理の手前にあるパラダイムに生きているという技術的側面に気付けば, その時代では, 紙のかたちで純粋を向いている - そのつもりだったけれど, いくつかバッドがはいってきた. くだらない作業がいくつも連続する. 陰湿の観念について, 君が 3 秒で直感したことにぼくは 1 年くらいでようやくそのアイデアを得てもいる. 原義の明日はきっと, 字義的にくだらないものでもあろうか. 勝手にやってくれ. なんでも.

 

くだらない. 全焼.