空-Q-所為

在の実践

2022-01-01から1年間の記事一覧

滑稽なる影漁士の甲斐無く

名前ばかりを誦じても, とうとうそれは石になって, オブジェになって, いたるところに液在する - 理想のなかにはきっとなくなってしまうような …… いや, 理想などすべて虚構にすぎず, あるいはそれもまたなにかを秘匿する舞台. 言葉というのはメモ書きにすぎ…

受容の方法としての理解

注意 未だ判然としない事柄についての記述. 感受の受容のプロセスとして, さまざまな方法がありうるが, そのなかでも記号的 PoV においての実行, 行為が理解であるとされる (のだろうか). また会得, 体得とは身体的 PoV においての実行, 行為であるとできる…

PoV-差分

"point of view", 観点あるいは見地のことを PoV とよぶことにすると, 「あるもの」をいくつかの PoV から解釈したときに, それらの解釈のあいだに非自明な「意味の link」が生まれる. このときの非自明性のことを PoV-差分という. 組合せ論におけるダブルカ…

基礎概念の変更・刷新

考察によってより基本的な概念あるいは世界の解釈が生まれ得る: これは世界観の統合などによっても引き起こされるが, とにかくこの場合にはしばしば「再解釈」のプロセスがみいだされる - その行為はやはり重要なものとなってくるだろう.

system, 卵, …… 縁

以下には, わたしが感じるいくつかの事項についての配置を記述する. 主題として扱う観念を羅列する. hidden constriant(s) system 身体の有機性 卵 無視 縁 hidden constriant(s) 秘匿された制約条件. これはすなわち, われわれが (さまざまな理由によって) …

メタ理解についてすこし

メタ理解は, その字義性のとらわれるのではなく, ひとつにはどこかでその影がみいだされたということ. 言語がまとわれている. とにかく, まといがあったにせよ, ものごとの側面がつねに多層的あるいは多相的にありうることをよくわかっている必要がある. さ…

造語量産型

でもニュアンスの調整が常に必要なんで, というかひとつの略語なんだけど, でもどこかでメモ書きしておく必要もあるかも ? とにかく, 数秒のアイデアを数日に延命させることでメモによる非身体への身体拡張, これは身体の在り方への hint, もっとよくなにか…

実効無限仮説 - 無限と紙

theory によって近似されない無意識の源泉, それを有限のレベルで理解 (つねに misunderstanding や情報の truncation を孕む) しているわけだが, 紙の原理, あるいは再考察の姿勢とも関連するがともかく, こういったものの使用によって実効無限的な世界への…

痛みわけ

どうしても意味のないことばかり口走ってしまう. 意味のあることを言おうとすると, どうやら途端に「しょうもない」ことばかり. 信号機を読まなくなって久しいし, 道端に咲くそれの色も名もぼくは知らない. 幸せだったある一日を抽出して, そんな時間ばかり…

感情誘起灯, シャブ太郎の行方

曲率ひとつに緻密な設計, 耐久性, 工数, 技術, そして hard work がそこに積載している: みんな気に留めなくても, ぼくが気に留めているあいだはアートなんだろう. すると, やはり凝固された意味が変容してくる. しかしながら, われわれの世界を (素朴にしか…

意図を履き違えている

インターネットをやめろ. バックグラウンドとは (過) 適応の現出といいかえることもできるかもしれない. 小さなサイズに詰め込まれた, 承認欲求をパッケージするものなんて全部くだらないってことにそろそろ気付いてもいいのかもしれない. とにかく, ぼくは…

雷転レターパック

20 秒の感覚の誤差に # を向けるような気紛れは, groove に手出し無用の釵を. 春は空前ドルーミー, いつ至らずは遠のき, あるいは「八月の細管現象」は "boss" 殺しの名手と; そこに異論なくて, ただ寄せ集めの仕事人等がめいめいやっている. 混淆. 弱土偶と…

灰被りジェンガ

"純粋なものでなくなることを, わたしが認める: そこには, 覚悟があるのかもしれない." といったが, これはある意味で, 色眼鏡をタトゥー化する結婚式. 儀礼によってひとは不可逆的な変化を確とし, それもまた「ひと」である. 純粋なもの, それはある意味で…

Large Cardinals

2 年程続いた A. Kanamori, "The Higher Infinite: Large Cardinals in Set Theory from Their Beginnings" のセミナーが今日終了した. 後半こそ日程が不定期的な開催になったが, 第三章まで読んだところで, 区切りとすることになった. でぃぐさん, サクラさ…

刺青

純粋が存在のかたちとしてあり得ないように, わたしは「わたしでないもの」によって構成されている. 言語を廃せば, あるいはとりかこむ自閉性に気付けば, いいたいことなど特にはなく, コミュニケーションは時間方向に延長される …… すなわち, 接続し得ない…

平方剰余の相互法則 - 初等的な群論によるアプローチ

記事の趣旨 この記事においては、Alfred Czogała, Przemysław Koprowski, "Yet another proof of the quadratic reciprocity law" において報告された平方剰余の相互法則の証明についての解説を行う。 arxiv.org 解説 有限群 $G$ について、有限生成アーベル…

直線とのテンソルと既約性

記事の趣旨 既約スキーム に対して、 スキーム が既約であることを示す。 議論 定理 既約スキーム に対し、 は既約である。 証明 の閉集合 であって なるものをとる。ここで、射影 を とおいたとき , と定める。 について は位相空間として と一致するため、…

ZF 集合論上での基数についての基本的性質 (5)

記事の趣旨 本記事は前回の記事の続編である。本記事では、$2^\kappa$, $\mathrm{seq}(\kappa)$, $\mathrm{seq}^\mathrm{inj}(\kappa)$ の関係について調べる。 注意 この記事においては、基本的に ZF 公理系を採用する。またこの記事は Loren J. Halbeisen …

ZF 集合論上での基数についての基本的性質 (4)

記事の趣旨 本記事は前回の記事の続編である。本記事においてはふたつの結果を紹介する。 注意 この記事においては、基本的に ZF 公理系を採用する。またこの記事は Loren J. Halbeisen "Combinatorial Set Theory - With a Gentle Introduction to Forcing"…

ZF 集合論上での基数についての基本的性質 (3)

記事の趣旨 本記事は前回の記事の続編である。順序数の Cantor 標準形の存在や、Hartogs の定理、またその簡単な応用について論じる。 注意 この記事においては、基本的に ZF 公理系を採用する。またこの記事は Loren J. Halbeisen "Combinatorial Set Theor…

ZF 集合論上での基数についての基本的性質 (2)

記事の趣旨 本記事は前回の記事の続編である。連続体濃度 と最小の非可算基数 との関係について論ずる。 注意 この記事においては、基本的に ZF 公理系を採用する。またこの記事は Loren J. Halbeisen "Combinatorial Set Theory - With a Gentle Introducti…

ZF 集合論上での基数についての基本的性質 (1)

記事の趣旨 ZFC 集合論と ZF 集合論のあいだのもっとも大きな相違点は、まさしく選択公理の存在にある。選択公理は ZF 集合論の視点に立てば、非常に強力な主張として観察される。実際的に我々がしばしば数学を行うにあたって、ZF 集合論上選択公理と同値な…