空-Q-所為

在の実践

痛みわけ

どうしても意味のないことばかり口走ってしまう. 意味のあることを言おうとすると, どうやら途端に「しょうもない」ことばかり. 信号機を読まなくなって久しいし, 道端に咲くそれの色も名もぼくは知らない.

幸せだったある一日を抽出して, そんな時間ばかりあつめていきていたい. ぼくは, 少し幸せな時間に在ることができたらしい, その過去の自分らしきものが羨ましくて仕方ない. そこからいまが空虚になって, ぼくはどこへも行けないままだ.

ぼくの言語に二人称がないことくらいは, お見通しらしい. いつでもぼくはくだらない人間だった. なにもわかってはいなかったし, きっといまもそう. 

なにかいいたいことがあったような気もするけれど, 結局全部どうでもよくなってしまった.