直線とのテンソルと既約性
記事の趣旨
既約スキーム に対して、 スキーム が既約であることを示す。
議論
定理 既約スキーム に対し、 は既約である。
証明 の閉集合 であって なるものをとる。ここで、射影 を とおいたとき , と定める。
について は位相空間として と一致するため、これは既約である。よって であったため、 が成立する。
次に、 が の閉集合であることを示す。これは、 について局所的な問題であるため、 であると仮定してよい。
ここで、 のイデアル について と表示されるとすると、 とは、 が全射となっていることと同値であり、これは と同値であることに注意すれば、 が閉集合となることがわかる。
従って、 の既約性より、 が既約であることが示された。Q.E.D.